プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は16日夜、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」で2024~25シーズン開幕前の「ティップオフパーティー」を開いた。大野篤史ヘッドコーチ(HC)は地区優勝した昨季以上の成績とともに、目指すチームの将来像なども語った。
B1リーグの県内4チームで競った「AICHI CENTRAL CUP」では圧倒的な実力差で初代王者に輝いた。三遠地域のブースターや関係者らは中地区優勝した昨季以上の躍進を期待し開幕前から盛り上がりを見せている。
この日は、地域のパートナー企業や連携する地元自治体などの関係者ら約220人を招き、今季の登録選手とチームスタッフらを紹介した。大野HCと佐々木隆成主将はともに、間近に迫ったリーグ開幕へ向け意気込みを語った。運営会社フェニックスの水野晃社長は昨季の報告と今季の目標のほか、26年新設の新リーグ(Bプレミア)への参入も踏まえたクラブの方針なども説明した。
就任3年目の大野HCは「チームを支える皆さんの喜びを使命に取り組んできた。選手はこの2年間で言葉通りに成長した」と振り返った。今後はさらに「フェニックスを地域の日常にすることが目標。地域にすばらしい未来が持てるチームにしたい」と語った。
今季も主将となった佐々木選手は「セントラルカップはいいチーム状態で勝てた。有力選手も加入し、昨季はチャンピオンシップ(CS)で勝てなかったが、今季はさらに上位を目指したい」と意気込んだ。
水野晃社長は「中地区は昨季よりも激戦となる。より多くの応援で今季はCSでの勝利を目指したい。26年のBプレミア参入へ向け、リーグが提示する要件も着々とクリアしつつある」と語った。
檀上ではほか、パートナー企業を代表してオーエスジーの大沢伸朗社長、今枝宗一郎衆院議員、豊橋市の浅井由崇市長らがあいさつした。浅井市長は豊橋公園に建設予定の新アリーナについて「市議会での審議が大詰めを迎えている。実現を占う上で今後数カ月間が大切な時期だ」と強調した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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