「第107回全国高校野球選手権愛知大会」の抽選会が14日、刈谷市総合文化センターであり、8強がそろう5回戦までの組み合わせが決まった。
今年は182校173チームが出場し、5回戦までは8ブロックのトーナメントで競う。
抽選会では3回戦から登場するシード校の豊川、東邦、至学館、中京大中京など8チームが登壇し、主将やマネジャーらがくじを引いた。その後、各チームの抽選があり、強豪校との対戦が決まるとどよめきが起こった。
春の県大会優勝の豊川はEブロック、国府と小坂井の同地区対決の勝者と対戦する。三河大会を制した豊橋西はCブロックで名古屋大谷と激突する。
Aブロックは昨夏代表中京大中京が一つ抜けている。その反対の蒲郡東は、初戦を勝てば力のある名城大付属との対戦が予想される。Bブロックは杜若が軸。着実に力をつけている福江と桜丘の東三河対決に目が離せない。Cブロックはシード校の誠信に、投打のバランスが良い豊橋中央が挑む。反対側の豊橋西、時習館などにもチャンスがある。Dブロックは至学館、愛工大名電、西尾など強豪校がひしめく。豊橋商は前年の32強超えを狙う。
最大の注目はEブロック。中西浩平、平野将馬の二枚看板を擁する豊川が一歩リードか。昨春代表の享栄、愛知啓成のほか、一昨年32強入りを果たした新城有教館もおり、楽しみな対戦が続きそうだ。Fブロックは西尾東に誉、大同、東三河勢の豊丘などが挑む構図になりそうだ。Gブロックは三好が軸。伝統校の成章、連合チーム一色・内海・武豊・御津あおばも入った。Hブロックは東邦がシードだが、主戦に続く投手に不安があるだけに番狂わせが起こる可能性は十分。高校ナンバー1左腕の呼び声高い芹沢大地率いる名経大高蔵のほか、渥美農、春日丘が対抗か。
「豊川対決」となった国府と小坂井。国府の浅井竜聖主将は「同じ地区なので期待に応えられるよう良い試合をしたい」と話した。小坂井の藤井駿太主将は「今春に一度負けているので、絶対にリベンジしたい」と意気込んだ。豊川の筒井達也選手は「どんな相手でも自信を持ってやるだけ」と話した。
27日に名古屋市のパロマ瑞穂野球場で開会式。28日から熱戦が始まる。順調に進めば決勝は7月27日の予定。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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