大浦選手「入る入らないより打ち切る」 4本の3Pで三遠を牽引 川崎に連勝

2025/10/26 21:38(公開)
チーム最多19得点の大浦選手(中央)=浜松アリーナで
チーム最多19得点の大浦選手(中央)=浜松アリーナで

 バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は26日、「川崎ブレイブサンダース」と浜松アリーナで対戦し、79対63で快勝した。三遠は連勝で通算成績を5勝4敗とした。

 

 三遠は主力の外国籍選手をコンディション不良で欠き、2試合連続でスティーブ・ザック選手がスターターに入った。

 

 第1クオーター(Q)は、開始8分半で9対12と低調なスタート。三遠は川崎の攻撃的な守備に苦戦する場面もあったが、終了間際にデイビッド・ヌワバ選手がダンクシュートを決め、13対15の2点差で終える。第2Qは川崎に一時7点差とされたが、ゴール下の河田チリジ、ザックの両選手のリバウンド、大浦選手の連続スチールなどでチャンスをつくり、得点を重ねた。終盤には大浦選手の3点シュート(3P)が決まり、35対37で折り返した。

大浦選手
大浦選手
ザック選手らの守備も光った
ザック選手らの守備も光った

 第3Qはヌワバ選手のレイアップで同点に追いつき、その後は素早いボール回しで三遠がペースを握った。中盤には児玉ジュニア選手が連続スチールし、ファウルを誘う3点プレー。津屋選手も3本の3Pを決める活躍で63対49。4Qは中盤にはザック選手のダンクシュートが決まり、川崎を突き放した。

自陣に攻め込むヌワバ選手
自陣に攻め込むヌワバ選手

 大野篤史ヘッドコーチは「自分たちの流れが来るまででインテンシティ(強度)が下がらなかった。我慢に尽きる」と振り返った。4本の3Pを含む19得点の大浦選手は「3Pは入る入らない関係なく、打ち切ることを意識した。後半はボールをシェアしながらピックアンドロールを選択したり、空いている人を見つけたりして攻撃できた」と話した。

 

 次戦は29日午後7時から。豊橋で「佐賀バルーナーズ」と対戦する。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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