バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は3日、ホーム「浜松アリーナ」で昨季王者の広島ドラゴンフライズと対戦、80対73で勝利し2連勝した。首位だったアルバルク東京がシーホース三河に敗れたため、三遠が得失点差で中地区1位に浮上した。
三遠の第1クオーター(Q)は互いに点を取っては取り返す競り合いに。獲得したフリースロー13本中8本を外すなど精彩を欠き、広島の3点リードで終える。2Qも広島の守備に苦しめられ、緊迫した展開が続いた。それを打ち破ったのが大浦颯太選手。デイビッド・ヌワバ選手の素早いドリブルから、大浦選手の3Pで同点とすると、難しい体勢からジャンプショットで逆転。41対39で折り返した。
3Qは、ヌワバ選手が6得点の活躍で59対56で終える。4Qは、大浦選手が3Pを決め、広島を突き放した。3Pを積極的に狙う相手攻撃陣を必死のディフェンスで封じた。大浦選手は今季最多の18得点と7アシストでチームトップ、ヤンテ・メイテン選手が15得点と続いた。
大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「停滞する時間が多くあったが、我慢強くディフェンスしたうえでの勝利。前日よりもチームデイフェンスできていたし、自分のアドバンテージがあるところにフォーカスできたと思う」と評価した。
大浦、佐々木の両選手については「数字に残らないパスが重要。ボールを逆サイドに回しながら、相手のディフェンスの運動量を増やし、最終的に相手とのずれを大きくするところはもう少しできる」と注文した。
大浦選手は「オフェンスリバウンドは課題だが、粘り強くディフェンスできた。立ち上がりは3Pのは決まらなかったが、タッチは悪くなかった。後半は落ち着いて決められて良かった。得点の波があるのでそこを少なくしたい」と話した。
次戦は11月6日、ホームの豊橋で「川崎ブレイブサンダーズ」と対戦する。
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
日付で探す
ピックアップ記事
カゲっちの「今週のフェニックス」〈6〉 三河ダービーで連勝 豊橋青果流通センターで23日に豊年満作祭 豊川信金が豊橋の藤ノ花女子高に感謝状 「能登復興応援ランチ」レシピ考案 【ドラフト候補①】豊川高のモイセエフ 期待される上位指名 「走らないサッカー」学ぶ 豊橋でコーディネーター講習連載・特集
【豊橋市長選】次期候補に臨むまちの声〈下〉 【豊橋市長選】次期市長に望む「まちの声」〈上〉 【豊橋市長選】主要候補の主張〈下〉安心安全なまちづくりの施策は? カゲっちの「今週のフェニックス」〈8〉 【奥三河ハタラク図鑑①】 やりたいをかなえ、成長する日々。奥三河移住で理想の暮らし(白井美里)