三遠が昨季王者の広島に2連勝、中地区首位に浮上

2024/11/03 22:31(公開)
大浦選手の3Pで広島を突き離す(4Q)=浜松アリーナで

 バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は3日、ホーム「浜松アリーナ」で昨季王者の広島ドラゴンフライズと対戦、80対73で勝利し2連勝した。首位だったアルバルク東京がシーホース三河に敗れたため、三遠が得失点差で中地区1位に浮上した。

 

 三遠の第1クオーター(Q)は互いに点を取っては取り返す競り合いに。獲得したフリースロー13本中8本を外すなど精彩を欠き、広島の3点リードで終える。2Qも広島の守備に苦しめられ、緊迫した展開が続いた。それを打ち破ったのが大浦颯太選手。デイビッド・ヌワバ選手の素早いドリブルから、大浦選手の3Pで同点とすると、難しい体勢からジャンプショットで逆転。41対39で折り返した。

 

 3Qは、ヌワバ選手が6得点の活躍で59対56で終える。4Qは、大浦選手が3Pを決め、広島を突き放した。3Pを積極的に狙う相手攻撃陣を必死のディフェンスで封じた。大浦選手は今季最多の18得点と7アシストでチームトップ、ヤンテ・メイテン選手が15得点と続いた。

 

15得点のメイテン選手

 大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「停滞する時間が多くあったが、我慢強くディフェンスしたうえでの勝利。前日よりもチームデイフェンスできていたし、自分のアドバンテージがあるところにフォーカスできたと思う」と評価した。

 

 大浦、佐々木の両選手については「数字に残らないパスが重要。ボールを逆サイドに回しながら、相手のディフェンスの運動量を増やし、最終的に相手とのずれを大きくするところはもう少しできる」と注文した。

 

 大浦選手は「オフェンスリバウンドは課題だが、粘り強くディフェンスできた。立ち上がりは3Pのは決まらなかったが、タッチは悪くなかった。後半は落ち着いて決められて良かった。得点の波があるのでそこを少なくしたい」と話した。

 

 次戦は11月6日、ホームの豊橋で「川崎ブレイブサンダーズ」と対戦する。

 

初戦で活躍した佐々木選手
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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