高齢者ら前日ごみ出しへ 田原市が「ささえあい専用袋」導入

2023/09/01 00:02(公開)
通常の青のごみ袋と、ピンクのささえあい専用袋
 田原市は1日から、高齢者や障害者を対象にした「高齢者等ごみ出し支援事業」をスタートする。ピンクのごみ袋「ささえあい専用袋」を導入し、ホームヘルパーらがそのごみ出しを前日に終えられるようにする。当初予算から51万7000円を袋の制作費などに充てる。
 自分でステーションなどにごみを出せない高齢者や障害者は、ヘルパーら支援者が代行している。しかし、収集日当日の午前6~8時にごみを出すのは難しく、ヘルパーの負担になっていた。これまでは地域の理解を得て前日に出していたが、ルール違反のごみとの区別ができず、苦情が入ることがあった。
 通常の青とは異なるピンクの袋を使うことで区別する。豊橋市と豊川市は、利用申請後に担当職員が玄関先などから回収している。田原市によると、県内ではごみ袋の色を変えている自治体はないという。
 ①自分でごみステーションに出すことが困難で親族などの協力を得られない②身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを持っているか、要介護、要支援認定を受けているか、65歳以上。①と②を満たす世帯が対象。
 市廃棄物対策課か高齢福祉課に利用申請すると通知書が来る。そのコピーや写真があれば、同課窓口や各資源化センターでピンクのごみ袋を販売する。価格や容量は同じで45㍑10枚入り225円。もやすごみ、こわすごみが対象。
 市によると、対象の40人のうち23人が利用を申請している。廃棄物対策課は「ピンクのごみ袋へのご理解、ご協力を」と話している。問い合わせは同課(0531・23・3538)へ。
【岸侑輝】
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