第10期新城市若者議会が政策を答申 周年記念事業など

2024/11/07 06:00(公開)
紙芝居で提案事業を説明する委員=新城市議会議場で

 新城市若者議会の第10期委員が5日夜、来年度に取り組む事業と、255万3000円の予算案を下江洋行市長に答申した。事業は、若者政策10周年記念事業▽若者総合政策の更新▽世代間交流▽レンタサイクルの推進―の四つ。

 市は2015年4月1日に「新城市若者条例・同市若者議会条例」を施行。15~29歳の委員を委嘱し、政策を考え、市長に答申している。委員の任期は1年。

 今期は高校1年生から社会人の計20人が委員に委嘱された。若者政策、未来の育み手、まちづくりの各委員会に分かれて政策を考えた。この日の事業報告では紙芝居での発表もあった。

 10周年記念事業はこれまでの活動を振り返り、次世代に伝えるイベントの開催とグッズの作成を、総合政策更新はニーズを反映させた新たな政策方針を掲げる。世代間交流は若者と園児の合同イベント、中学生以上のボランティア人材バンクを作る。レンタサイクルは各地域を巡って知識を深めてもらう。

 下江市長は「10周年を迎える若者議会は新城のまちづくりを進める大きな礎です。自発的な社会参加を促す活動もあり、提案をしっかり受け止めます」と述べた。

 市は来年の市議会3月定例会に新年度当初予算案の一部として提案する。

答申書を手渡す梅田禅之助議長
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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