豊川市東上町の建設会社「永晃」が、草刈りの自走式飛散防除ネットを導入した。世界初の商品で購入第1号。間もなく現場に投入する。
永晃は、建設・土木工事から道路の草刈りまで、幅広い業務を行う企業。道路の草刈りでは通常、石が飛ばないように、人がネットを持って移動する。ネットを持った人が交通事故にあったという報告もある。作業員の安全と人手不足対応を兼ねて導入を決断した。
浜松市の「ロックウェル」が開発した「ロボネット」。高さ2㍍、幅3㍍までの飛散防除ネットを、専用の駆動装置で移動させる。草刈り機を持つ部分に設置したリモコンで、前進、後進などを指示する。希望小売価格は250万円。ニュース番組などでも紹介された製品で、徐々に認知が広がっている。
永晃の伊藤豊社長は「これまでにない画期的な製品。現場の安全確保につながる」と話す。
同社では新製品の導入に積極的で、5年ほど前には、斜面の草刈り機械を導入した。それまでは人が乗って操作するものを使っていたが、コントローラーを使って動かす。県内企業では初の導入だったという。人が乗る草刈り機では転倒するケースがあり、導入後は安全性が高まった。堤防斜面などの除草作業で活躍している。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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