豊橋市の私立藤ノ花女子高校で17日、2年生普通科56人を対象にした「十二単(ひとえ)講座」があった。
古典探究の特別授業。生徒に古典や日本史への関心を高め、襲(かさね)色目の工夫などを知って日本人古来の感性の豊かさに触れる。今年で26回目。
伊藤貴章校長が「普段はできない貴重な体験。しっかり見て説明を聞き、楽しみながら学んでください」とあいさつ。講師は今年も、小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんら4人が務めた。
川崎さんが十二単の解説をした後、生徒をモデルに着付けを実演。「お方様」役の中村莉奈さんにもえぎ色の単、濃淡の桃色の五衣(いつつぎぬ)、光沢ある緋色(ひいろ)の打衣(うちぎぬ)、若草色に刺しゅうが映える表着(うわぎ)などの装束を襟元や袖、裾が美しく見えるよう順に着せ重ねた。
雅やかな平安女性に変身した中村さんは「和のものに興味があってモデルを希望した。着物も頭も重く、布を踏みながら歩くのも大変だったが、やってよかった。昔の人の大変さも実感した」と述べ、川崎さんは「日本の伝統文化により興味を持ってほしい」と話した。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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