県立豊川工科高校機械科3年の佐野奨紀さんは「第25回高校生ものづくりコンテスト全国大会」(松山市、11月8~9日)の旋盤作業の部で準優勝した。10日、豊川市役所を訪れ、竹本幸夫市長に報告した。
同部は10人が出場した。二つの鋼を削ってねじを作り、つなげるように加工し、その精度と仕上げを競った。佐野さんは角の面取りや寸法の精度、機械のレバーの操作で少しミスがあったことが減点につながり、優勝を逃した。
市役所には佐野さん、介添え役を務めた同級生の野澤快生さん、同校の加藤勝義校長と監督教員の松下尚弘さん、梅田拓也さんが訪れた。また佐野さんの練習を支援した永田鉄工の磯谷諭常務、聖研削加工所の松下卓史社長、鶴ケ崎鉄工の鶴ケ崎兼也社長が同行した。
佐野さんは「課題の完成度は日本一だと自負しています。もう一度大会に出場できれば優勝する自信がありますが、ちょっとした気の緩みが減点につながり、とても悔しい。就職した企業が技能五輪に出場させてくれるなら、そこで金メダルを取り、リベンジしたい」と述べた。竹本市長は「スキルをもっと上げて、技能五輪での金を」と今後の活躍に期待した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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