バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は7~8日、東地区1位の「千葉ジェッツ」をホーム「豊橋市総合体育館」で迎え撃つ。渡邊雄太、富樫勇樹ら日本代表選手を擁するスター軍団に、三遠がどこまで対抗できるのか注目が集まる。両日とも午後3時5分から。
千葉は地区優勝4回の強豪チーム。三遠の大野篤史ヘッドコーチ(HC)が2022年まで指揮を執っていた古巣でもある。昨季はチャンピオンシップ(CS)準決勝で琉球ゴールデンキングスに敗れ、優勝を逃した。今季は日本人2人目のNBAプレーヤーの渡邊選手ら長身選手を次々に補強し、課題の「高さ」を克服した。
今季の千葉は攻守のバランスが良く、ここまで14勝2敗。渡邊選手は1日の琉球戦で18得点、10リバウンドと好調だ。三遠は吉井裕鷹選手らが強度の高い守備で勢いを止めたい。
三遠の注目は、成長著しいプロ2年目の湧川颯斗選手。1日の島根戦では途中出場ながら、20分の出場で11得点と活躍した。「第4クオーターまで大浦選手らと出場していた時は2番の役割だが、終盤に柏木選手とのコンビではハンドラーをやるイメージ」と流動的な動きに対応。守備でも「強度の高さを意識してやってきた練習の成果が少しずつ出てきた」手応えを口にした。
一方、4日の「長崎ヴェルカ戦後」に大野HCは「島根戦のような守備を続けないと試合に出られないことを理解すべきだ。強度の高い守備でリズムを取って攻撃につなげるように伝えた」と語った。湧川選手の活躍は、負担の大きいレギュラー陣を休ませるために必要不可欠。「守備はまだまだ。今後も磨いていかないと」と成長を続けていく。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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