3月8日に全線開通する「国道23号バイパス名豊道路」の全線開通直前イベントが16日、蒲郡市の未開通区間であった。蒲郡、豊川をはじめ近隣自治体の住民ら約3000人が、開通前の道路を歩くなどした。
名豊道路は全線72・7㌔で、1977年に西三河の和泉インターチェンジ(IC)-高棚北IC間が開通して以来、着実に延伸が進んできた。未開通区間は蒲郡ICと豊川為当IC間の9・1㌔を残すのみで、半世紀を経て1本につながる。
オープニングイベントでは、蒲郡市の鈴木寿明市長、豊川市の竹本幸夫市長、大村秀章知事、今枝宗一郎、根本幸典、大嶽理恵の各衆院議員らがあいさつ。地域活性化への期待や4車線化実現への決意などを述べた。
ウオーキングでは、往復約2・5㌔を歩いた。長さ299㍍の五井トンネルを通り抜け、蒲郡市内が一望できる場所などを移動した。開通したら歩くことができないため、写真や動画撮影する人が目立った。記念撮影コーナーもあり、道路名を示す「国道23ROUTE」と記した案内板を持って、家族がそろって写真におさまった。
イベントも充実。蒲郡市ジュニア吹奏楽団、よさこいの「音羽華炎」、和太鼓の「海燕」がステージで熱演した。さらにパトカー、消防車、照明車などのはたらく車や、GRヤリスなどのラリーカーの展示があった。また沿線自治体が各市町をPRしたほか、キッチンカーも出た。
蒲郡市神ノ郷町の間瀬三博さん(71)は孫娘の実咲さん(6)と一緒に訪れ、「工事を見守ってきましたが、思ったよりも早く開通すると感じました。豊橋や渥美半島に出掛ける時に、とても便利になります」と話していた。
イベントの様子は公式YouTubeからチェック
購読残数: / 本
1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
週間ランキング
【ユニクロ×豊橋】ミラまち店オープン記念 市、ヤマサちくわ、ボンとらやとコラボ 豊川のプリオにロピア初出店へ 【豊橋新アリーナ】神野会頭、現状危く「時間、税金の無駄」 吉田城復元築城をめざす会が提言書 新アリーナは「一体的に推進すべき」 田原に「ガス屋のカフェ」オープン 「100円娯楽(税抜)」さんが豊橋署一日警察署長 自転車の安全運転呼び掛け 蒲郡クラシックホテルの「料亭竹島」が一棟貸しの宿泊施設に|19日にプレオープンへ 竹島水族館が過去最多の入館者48万人達成|リニューアルで深海魚の展示充実 【倒産】豊橋の「ケイワークス」はどんな企業?急成長の裏側に手作り家具と高性能バッテリー 【連載】三河市民オペラの冒険〈11〉熱量生む仕掛け作りに夢中(副委員長・佐藤裕彦)日付で探す