新城市作手白鳥で東南アジアの民族文化を伝える私設の「ヨコタ博物館」に、公式グッズが初めて登場した。ファンで東栄町に住むイラストレーター「やまだ」さんが展示品をもとに缶バッジやキーホルダーを作った。
博物館は「鬼久保ふれあい広場」内にあり、1988年3月27日に開館した。豊橋市内で民芸店やスーパーを経営した横田正臣さん(故人)が運営した「ヨコタ南方民族美術館」が前身だ。東南アジアを訪れた正臣さんが貴重な土器を購入して以降、私財を投じてタイやカンボジアなどを訪れて陶磁器や民族衣装、祭礼具、楽器などを収集した。陶器や民族衣装を常設展示している。
昨年3月、初めて博物館を訪れたやまださんは、展示品の素晴らしさに感動。リピーターになって通う中、オリジナル商品がないことに気付き、スタッフの加藤公子さんにグッズの開発を提案した。土器に描かれたコウモリや、土製の牛、壺(つぼ)を描いた缶バッジとシール、ヒノキ製キーホルダーを作った。缶バッジは1個250円、木製キーホルダーは同1200円、シールは1セット(7枚)で500円だ。
開館時間は午前10時~午後4時半。火曜休館。入場料は大人600円、小中学生400円。
やまださんは博物館を盛り上げようと29日に「マルシェ」を企画。屋外の舗装路にキッチンカーやクラフト作家が出店する。午前10時半~午後2時。参加無料だが、入館料は別途必要。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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