来年の豊川稲荷の御開帳に合わせ、JR豊川駅前に計画されているホテル、オフィス、バンケットホール(宴会場)、商業施設が入る「豊川駅前複合ビル(仮称)」の起工式が8日、現地で開かれた。入居するホテルや喫茶の運営者の発表もあった。
鉄骨造12階建てで高さ46㍍、延べ8130平方㍍。1階は商業施設、2~4階はオフィス、5階はオフィスとバンケットホール、6~12階はホテルが入る。商業施設はレストラン、カフェ、コンビニ店で、バンケットホールは100席程度、ホテルは約110室。
ホテルは「サンフロンティアホテルマネジメント」(東京都千代田区)が運営する「たびのホテルlit豊川」。ダブル71室、ツイン24室、DXツイン12室、スイート1室など。客単価は1万円を少し超える程度を想定する。またスイートは4人で利用した場合、1人あたり5000~7000円程度になる。
レストランは洋食を提供しホテルが運営する。喫茶は廃棄物処理の「加山興業」が運営し、同社が生産しているはちみつを使ったものや、ハラル認証やビーガンの人たちに対応したものを出す予定という。
事業主は名鉄都市開発(名古屋市)で、豊川市のオーエスジー、ハクヨコーポレーション、豊川信用金庫、加山興業の地元4社が共同出資する。
名鉄都市の日比野博社長は「名鉄グループにとって、地元企業と共同出資の形で事業を展開するのは初の試み。『豊川モデル』として他地区にも広げていきたい」と述べた。総合プロデュースを担当するハクヨプロデュースシステムの笠原盛泰社長は「地域の活性化につながる施設にしていく」と決意を述べた。来年10月に完成し、11月オープン予定。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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