豊橋市出身でライトノベル(ラノベ)作家の雨森たきびさんは、小学館「ガガガ文庫」で豊橋を舞台にした作品「負けヒロインが多すぎる!」(マケイン)を手掛ける。7月からはアニメ化されるなどの人気ぶりだ。作家になろうと思ったきっかけ、マケインの誕生秘話、豊橋を舞台にした理由などを聞いた。
【聞き手・北川壱暉】
-ラノベとの出合いは。
◆中学の時に友達に誘われて読んだのが最初です。ストーリー展開が面白く、学校で友達と感想を言い合うのが楽しみでした。昔から、自分の面白いことを誰かと共有するのが好きでした。
-本を書くようになったのはいつですか。
◆高校の時に書き始めました。大学の時、文芸部の仲間と一緒にコメディーの短編小説を書いていました。コピー機で印刷するなど手作りで、部員同士で読み合って遊んでいました。懐かしい思い出です。
-大学卒業後、事務職に就いたと聞いたのですが、作家になりたいと思ったのは。
◆数回公募に出したのですが、1次選考で落ちてしまって、通用しないと感じました。諦めたわけではないですが、社会人になって仕事が忙しくて、文章を書くことが自然となくなってきました。
-40代前半で作家を目指そうと思ったのは。
◆残りの人生を想像した時、「今できることをやりたい」と考えました。映画鑑賞やスポーツ観戦はいつでもできますが、体力や頭の回転の速さが必要な作家はそうはいきません。仕事に余裕が出てきた今がチャンスだと感じ、若い頃の夢をもう一度追いかけようと決意しました。
-デビュー作「マケイン」の誕生秘話を教えてください。
◆「マケイン」は…
(続きは本紙でお楽しみください)
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