【連載】東三河の地域×未来×牽引企業〈120〉家族の物語に寄り添う|フィセル

2025/08/07 00:00(公開)

 ベビー用品企画開発販売を手掛けてるフィセル(榎本恭子社長)を紹介します。

 

 1996年設立のベビー用品販売業者として「10mois(ディモワ)」「Hoppetta」「BOBO」「NAOMI ITO」「SOULEIADO」の5ブランドを展開し、各種ベビー用品の企画から販売までを手掛けている。ベビー、子ども用品については、素材・生地・製品まで企画、製造し、国内外のサプライチェーンを独自に構築してきたことが、品質の高い商品展開の基盤となっている。

 

 国内8店舗の直営店舗で小売りをするほか、海外では代理店契約を結び、百貨店内を中心に、中国3店舗、台湾6店舗、香港1店舗を展開している。自社通販サイトでの販売や、楽天市場などに出店して小売販売をするほか、量販店向けや百貨店向けに卸販売をするなど、国内外で一定の営業基盤を確立している。

 

 新規事業として、2022年10月からパティスリー事業を開始したほか、24年6月からは、幼稚園や小学校受験を目指す家族に向けた商品の販売を始めた。昨年5~6月は伊勢丹新宿店で短期期間限定のポップアップストアを出したほか、同年8月に本社ショールームにアウトレット店を出店し、B品やシーズン落ちの商品を販売するなど多角的な事業展開を図り、売上拡大を図る意向だ。

 

会社概要

 

会社名:有限会社フィセル

所在地:蒲郡市御幸町

年商:12億700万円

従業員:54人

 

調査員:帝国データバンク豊橋支店調査課 課長補佐 岩崎 秀昭

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