「第107回全国高校野球選手権大会」で、10日に予定されていた豊橋中央と日大三(西東京)の2回戦は順延となった。豊橋中央は阪神甲子園球場の室内練習場で1時間半、軽めの調整をした。
野手陣は打撃練習、投手陣は、細かな足さばきを鍛えるトレーニングなどで汗を流した。心肺機能を鍛えるために縄跳びをしたり、歩行倒立で上半身を鍛えたりするメニューに取り組んだ。萩本将光監督は数年前から「上半身の使い方が不器用になっている」と感じ、体幹強化や腕を器用に使えるようにと歩行倒立のメニューを考案。砂田隆晴主将は「肩が弱かったが、倒立をやり出してから強い球を投げられるようになった」と効果を感じている。
愛知大会で3割5分超えの打撃陣について萩本監督は「低反発バットのため本塁打攻勢では勝てないなか、低い打球を、スイングスピードを速くとずっと言ってきた。振れている」と手応え十分。
試合展開について「投手がかみ合えば接戦に、崩れれば打ち合いになる」と予想したうえで、「目の前の試合に全力で戦いたい」と話した。また砂田主将は「雨天順延したが、次に切り替えている。相手は打ってくるチームなので先制点を取り、主導権を握りたい。無邪気に甲子園を駆け巡る姿を見て観客が楽しんでくれたらうれしい。2勝して国体出場を狙っていきたい」と意気込んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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