バスケットボールBリーグ王者を決める「チャンピオンシップ(CS)」が9日に幕を開ける。中地区優勝の三遠ネオフェニックスは10日、ワイルドカード(Wカード)上位の「群馬クレインサンダーズ」(東地区3位)とホームの浜松アリーナで激突する。大一番を前に、三遠の絶対的な司令塔としてチームを引っ張る主将の佐々木隆成選手(29)に意気込みを聞いた。
後編:大浦選手インタビュー「必要な負けだったねと言えるように」
―昨季は広島ドラゴンフライズに2連敗。敗因は何ですか。
◆一つではないが、一番はチームをプレーで盛り上げる「勢い」が負けていた。
―昨季の敗退を踏まえて、ここまで重点的に取り組んだことは。
◆一つひとつのプレーの質を上げることだけにフォーカスしている。チームとしては、「オープンの3点シュート(3P)は打っていこう」というコンセプトが浸透してきた。自分は3Pを打つためのオフェンスの組み立てを意識したり、チームメイトの長所が生きるようなプレーを心がけたりするようになった。自分も「シュートを打ち続けるメンタル」はついてきたと思う。
―優勝が懸かった試合で連敗があったが、その時のチームの状況はどうでしたか。
◆毎試合勝つつもりだが、長くは続かないものだ。その日は落ち込むけれど、思われているほど雰囲気が悪かったわけではない。ただ勝てなかっただけなので、敗戦後に勝つために何が必要なのかチーム全体で話をした。CSで勝てないと意味がある時間とは言えないので何としても結果を残したい。
―同じ日本代表で司令塔の大浦選手の存在をどう見ますか。
◆彼がいるから最初から体力面をコントロールせずに思いっきりプレーできる。頼もしい存在。
―群馬戦でのキーパーソンは。
◆津屋一球選手。彼の3Pとディフェンスは鍵。彼をのらせるような試合運びを考えたい。
―群馬の警戒する選手はいますか。
◆辻直人選手や細川一輝選手、藤井祐眞選手らの3Pに注意してディフェンスしていきたい。
―勝ち上がるために必要なことをお願いします。
◆昨季優勝できず悔しい思いをした。優勝するという強い気持ちで、ディフェンスやリバウンドは絶対に負けないようにしたい。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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