豊橋市のまちなか図書館の情報誌「bibligare(ビブリガーレ)」第10号が発行された。まちなか図書館オープン前から年1回、さまざまな情報を伝えてきたが、これで発行を終え、新しい形で再スタートする。
市都市計画部に「まちなか図書館整備推進室」ができたのが2015年。新図書館を広く知ってもらおうと、16年3月に創刊した。今と同様、計3000部を市役所や中央図書館、穂の国とよはし芸術劇場プラットなどで配った。
第1号の表紙には「新しい図書館、はじまります。」の文字。表紙を含め全4ページに二つの特集がある構成は変わらない。「交流」「創造」「成長」などのテーマに沿った館内各ゾーンの構想を紹介する「『本』や『人』との出会いが生まれる場を目指して」と、当時のフェニックス社長浜武恭生氏や県立豊橋工業高校(現豊橋工科高校)生徒らがお気に入りの一冊を紹介する「本とわたし」。
開館前年の20年12月は号外を発行し、最新の館内イメージ図を公開。22年の7号では動き出した館内の様子や取り組みをまとめた。
10号のフレーズは「これまでも、これからも、挑戦し続ける図書館へ」。特集の一つは「bibligare発行のウラガワで」として、開館準備に関わっていた市職員などに当時のことを聞いている。テーマ配架が生まれるまでなども紹介している。
10号で一区切りとしたのは、9号を発行した時に決まったと種田澪館長は振り返る。「開館してから発行の目的が変わってきている」と話す。
3月17日には入館者が200万人を突破した。当初の役目は十分に果たされた。「何でも続けていけばいいわけではない。過去を振り返るのと同じぐらい、新しいことにも挑戦していく必要がある。その一環と思ってほしい」と種田館長は語る。「10号は図書館ができた経緯や、その思いが分かるようになっている。ぜひバックナンバーと一緒に手にとって」とPRした。
新しい情報誌のタイトルなどは未定だが、前年度の取り組みなどをまとめる予定。ビブリガーレ10号や既刊号はまちなか図書館のホームページで見られる。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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