豊橋観光コンベンション協会は20日、豊橋市の「ホテルアソシア豊橋」でスポーツツーリズムをテーマに講演会を開いた。高知工科大学講師の前田和範氏(スポーツマネジメント)が、高知県での先進事例を踏まえ、地域にある資源を生かした仕掛けづくりの重要性を説いた。
前田氏は、会社員を経てバスケットボールBリーグ「兵庫ストークス」(現神戸ストークス)で営業を担当。県スポーツコミッション理事として競技団体と行政や企業などを結び、スポーツを共通言語とした地域活性化に取り組む。
「する」「みる」スポーツの魅力に現在は「支える」を加えた3要素を踏まえ、スポーツツーリズムが与える経済効果や社会的価値の重要性について高知の先進事例とともに説明した。
さらに「四万十川ウルトラマラソン」で参加者の環境意識向上のきっかけをつくり、清流の仁淀川で冬景色を楽しむ「こたつサップ」などのイベントを企画。2022年からプロダンスチームと連携し、伝統のよさこい文化と融合したまちづくりも進む。
前田氏は先進事例を踏まえ「行政や民間、競技団体などを横断的につなぐ地域スポーツコミッションの存在が成否の鍵だった」と分析した。そのうえで「豊橋市でも建設予定の新アリーナは大きな起爆剤となり得る。単なる施設として終わらせないためにも、地域にある自然や食文化や歴史などをつなぐ仕掛けが重要だ」という考えを示した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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