北中米ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバーに豊川市出身の菅原由勢選手(25)=ブレーメン=が選出された。東三河初となるW杯出場を果たした菅原選手に、ゆかりの人々から祝福の声が届いている。
豊川市平尾町の「ララポルト」で発表の瞬間を見守ったのは、幼稚園時代から指導していた「ASラランジャ豊川」代表の宮澤淳さん(45)だ。「日本代表を目指し、W杯に出て優勝したい」と語っていた教え子の夢がかなった。「親のような気持ちで本当によかったなと思った」と喜びをかみ締めた。五輪や前回大会での落選、レギュラー落ちなどを乗り越えた姿に、「逆境がこの2~3年でメンタルをよりタフに成長させた。彼が夢をかなえる歩みを見せてくれることは、子どもたちの大きな希望になるはず」と期待を込めた。
一方、元名古屋グランパスのスタッフで、現在はイングランド2部の「コヴェントリー・シティ」でキットマンを務める三田実さん(28)も「うれしい」と声を弾ませる。出会いは互いに1年目。個人トレーニングのサポートなどをしていた三田さんは「当時から『こういう選手が海外で活躍して、日本を背負っていくだろうな』と予感していた」という。
そう確信させたのは、プロの壁にぶつかっても揺るがない姿勢だった。17歳で開幕スタメンを飾るが、1年目は13試合出場にとどまった。三田さんは「非常に研究熱心でどんな状況でも『次やろう、次やろう』とすぐに前を向いて切り替えていた。その立ち直りの早さと向上心を見て、飛躍を疑わなかった」と振り返る。サポートスタッフへのリスペクトを忘れず、悔しい時でも裏方へ「いつもありがとうございます」と感謝を伝えられることも多く、人間性の素晴らしさを実感したという。
現在も帰国時などには「チーム菅原」の一員として支える三田さんは「グランパスの思いを背負って、ピッチの上で楽しむ姿を見せてほしい」とエールを送った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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