土日祝日の豊橋駅に長い行列 名鉄券売機前で

2026/05/04 00:00(公開)
名鉄の自動券売機前の行列。左側にJRの自動券売機があるが、閑散としていた=豊橋駅で2日午前10時10分
名鉄の自動券売機前の行列。左側にJRの自動券売機があるが、閑散としていた=豊橋駅で2日午前10時10分

JR東海の「お得なきっぷ」廃止の余波か

 

 土日祝日の午前中、豊橋駅の名鉄線切符売り場前に大行列ができている。豊橋駅と金山・名古屋駅間で使えるお得な切符「なごや特割2土休日」=ことば=を買い求めているのだ。6年間通勤で豊橋駅を利用しているが、こんなことはなかった。JR東海がお得な「JR名古屋豊橋カルテットきっぷ」などを3月末で廃止したことが原因らしい。

 

 2日午前10時、駅に3台ある自動券売機の前に、やはり行列ができていた。豊橋鉄道渥美線の電車が新豊橋駅に到着した後などは列が長くなるようだ。数えると、1列に25人が並んでいた。

 

 名鉄職員2人が出て、前に詰めるよう、横に膨らまないよう呼び掛けていた。それでも、東西自由連絡通路のここだけが極端に狭くなり、すれ違いが難しくなることもあった。また、有人の販売窓口も列ができていた。

 

 「なごや特割2土休日」は、豊橋と金山・名古屋間の大人向け切符2枚を1560円で販売する。普通に買うと片道1270円(往復2540円)だが、これなら片道1枚あたり780円で済む。土日祝日だけ利用できる。平日は「なごや特割2平日」(2枚で1780円)がある。

 

 これに対抗していたのがJR東海の「JR名古屋豊橋カルテットきっぷ」(3560円)などだった。こちらは4枚セットで、1枚あたり890円。4人で乗っても、2人で往復してもよく、利用する人が多かった。だが3月末で廃止したため、多くの人がお得に名古屋へ行くために、名鉄を利用するようになったのだ。

 

 列が長かった時にストップウオッチで計ると、行列に加わってから切符を買い終えるまで7分50秒かかっていた。時間がもったいない。対策としてX(エックス)ではその対応策が伝授されている。

 

 まず「なごや特割2土休日」は購入後から翌月1日まで有効だ。ただし1日が平日なら使えない。このため、名古屋へ行く日程が決まっているなら、土日休日の午後か、平日の空いている時間に買い求めればいいのだ。また新豊橋駅でも販売しているので、渥美線から乗り継ぐ人はそこで買った方が早いかもしれない。

 

 名鉄はこの事態を見越し、3月のダイヤ改正で土日祝日午前中の豊橋発名鉄岐阜行き特急5本を2両増結し、8両編成とした。当面は「名鉄人気」が続きそうだ。

【ことば】なごや特割2土休日

 名鉄が2005年2月1日に始めたサービス。当時の値段は1500円だった。中部空港が開港し、「愛・地球博」が開催された年のことで、東三河地域と名古屋圏の人々の移動の活発化を見込んだ。実はその前月にJR東海が「在来線往復割引」(土日祝日1500円、平日1800円)を先行発売しており、それに対抗する形となった。

 

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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