新城市は、「一筆箋レターセット」を発売した。1575年の「長篠・設楽原の戦い」で、徳川家臣の本多作左衛門重次(ほんだ・さくざえもんしげつぐ)が陣中から家族に宛てて日本一短い手紙を出したという逸話にちなんでいる。
重次は戦場の設楽原から「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」と書いた手紙を妻に送った。これが「日本一短い手紙」として現代に伝わる。用件を簡潔明瞭に伝えた手紙の手本とも評価される。文中の「お仙」は後の本多成重で、丸岡城(福井県坂井市)の城主となった。
市歴史文化課は「一筆啓上発祥の地」をPRしようと、封筒1枚と一筆箋2枚のレターセットを作った。封筒には「一筆啓上 長篠設楽原の戦い」の文字を、一筆箋は馬防柵と砲撃手、騎馬隊などをデザインした。
1セット450円(税込み)。市長篠城址史跡保存館と市設楽原歴史資料館で販売している。
同市竹広には徳川家康本陣跡が残る。その近くの市立東郷中学校周辺部には「一筆啓上発信の地」の看板が立っている。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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