豊橋市駒形町の「NAGISA GALLERY(渚ギャラリー)」で、同市大崎町の村田京子さん(83)による回顧展が開かれている。6年ぶりの個展で、長年取り組んできた水彩画やガラス絵を発表した。21日まで。
水彩画はトラムをきっかけに始め、2019年からは市内の宮城照巳さんが指導する「高師アート」で昨年7月まで研さんを積んだ。今回は50~60号から小品まで、豊橋市民展や豊川市民展受賞作を含む23点を展示した。大作「ラ・カンパネラ」は自身の人生を凝縮した作品。フジコ・ヘミングの曲、草間彌生のデザイン、ピカソのゲルニカに描かれた花など、影響を受けた作品をオマージュした独創性ある1枚に仕上げた。吉田文楽保存会の在籍経験から浄瑠璃の演目をアレンジした作品、生物多様性やゲノム編集を題材にしたメッセージ性のある抽象作品、四季折々の花を描いた絵も。
ガラス絵歴は約30年。市内の故・朽名加代子さんに師事し、腕を磨いた。アクリル板の裏から2種の絵の具で通常とは逆の重ね方で着色し、箔(はく)を敷いて表側から濡れたような輝きを楽しむ工芸だ。花や鳥など6点を披露した。「飾ってよかった。見て珍しい絵だなと思っていただければうれしい」と村田さん。現在は風神雷神などの制作に励んでいるという。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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