豊川御油小6年生が松並木に植樹

2017/02/14 00:00(公開)
愛護会メンバーと松を植え、笑顔の御油小の児童たち=御油の松並木で
 豊川市の御油小学校(清水洋一校長)の6年生90人が13日、地元御油町内にある国の天然記念物「御油の松並木」にクロマツの苗木12本を植樹した。
 町民でつくる御油松並木愛護会(東賀康会長)の18人の指導を受け、児童らは班ごとに高さ1㍍前後の苗木を植樹。スコップで根元に肥料を混ぜた土を盛るなどして植え、各自がペットボトルで持参した水をやり、番号札をくくり付けた。
 歴史遺産の景観の維持と、同校の総合学習「ふるさと御油に生きる」の卒業記念を兼ねた恒例行事で、今年で8年目。江戸時代には600本以上あったマツは近年、枯損や倒木などで減ったが、今回の植樹で304本となった。
 瀬畑和未さんは「どんどん大きくなって、歴史に刻まれる立派な松になってほしい」。高橋空さんも「みんなで協力してできてよかった」と笑顔を見せた。
 東会長は「上手に植樹してくれたから丈夫に育つはず。大人になっても愛護してほしい」と期待。環境調査で並木の総本数は300~350本が適当とされ、今後も植樹を継続する。
(由本裕貴)
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