豊川稲荷門前で映像CM「まちおこしショートフィルム」撮影

2017/04/23 00:01(公開)
撮影中、笑顔をのぞかせる出演者ら。右から都築さん、ギレルメ君、セシリアさん=豊川稲荷門前で
 豊川稲荷門前で22日、豊川市の映像制作会社・三河国(山口智人代表)による映像CM「まちおこしショートフィルム」の撮影が行われた。制作の依頼者が自ら募って選ばれた役者が出演。映像でPRする新たなビジネスモデルに注目が集まる。
 モデルとなる映像の制作とテストケースを兼ねて、門前で豊川いなり寿司などを販売する松屋の協力で撮影。松屋の安部夢見子さん(40)がSNSなどのインターネットで募り、山口代表がオーディションで選んだ市内在住の主婦・都築真奈美さん(28)と、子役として碧南市在住の粟田秀一(ひでかず)ギレルメ君(7)と芳枝セシリアさん(4)の兄妹が出演した。
 都築さん演じる女性が、ふと気付くと豊川稲荷の表参道に立っており、キツネが化けた兄妹演じる子どもたちに誘われて松屋に入り、いなり寿司をPRする内容。表参道や店内で5時間以上にわたって撮影が行われ、ギレルメ君も、かわいい浴衣姿のセシリアさんも父母に見守られながら熱演を披露。安部さんも店員として出演した。
 企画した山口代表は、IT会社に勤めながら8年前からボランティアで地元を題材とした映像制作に取り組み、「こちら三河放送局」としてCCネット豊川の番組やインターネットで配信してきた。退社して今年1月に三河国を立ち上げ、今事業を始めた。
 依頼者も制作に携わる他、興味のある地元住民らが音声や照明担当として協力し、地域で一体となってストーリーを完成させる。依頼者からのCM広告料金で事業を成功させたい山口代表は「単にビジネスで終わるのではなく、地元から映画監督や役者が生まれるきっかけになれば。東三河で映像をつくる文化を築きたい」。安部さんも「一般の方が役者になれる楽しみがある」と魅力を語った。
 問い合わせは三河国(0533・87・4253)へ。松屋の映像はCCネット他、店のホームページや動画投稿サイト・ユーチューブで配信予定。
(由本裕貴)
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