Bリーグ元年終えネオフェニックス報告

2017/05/30 00:00(公開)
集まったブースターらの前で今季を振り返り、来季への意欲を話した選手ら=豊橋市役所で
 男子プロバスケットボール・Bリーグ初年度を終えた三遠ネオフェニックスの選手らによる報告会が29日、ホームアリーナの豊橋市で開かれた。「来季は地域と一丸になってチャンピオンを目指す」と選手たち。チームカラー赤色のTシャツを着て訪れた親子らが、選手の健闘をたたえた。選手らは、豊橋、豊川、新城各市役所も訪問した。
 今季は中地区2位でレギュラーシーズンを終え、今月、初代王者を決めるチャンピオンシップ(CS)に出場、初戦のアルバルク東京に惜しくも敗れた。
 報告会は豊橋市役所東館市民ホールであり、アシスタントコーチ兼務の大口真洋、主将・岡田慎吾、鈴木達也、鹿野洵生、田渡修人の5選手が出席。多くのブースター(ファン)らが集まった。
 フェニックスの浜武恭生社長は「来場者数や知名度に課題を残したが、来季に向けて日本一なるストーリーを皆さんとつくっていく」とあいさつ。藤田弘輝ヘッドコーチは「チームが目指したバスケットボールを遂行してくれた」と振り返り、応援に感謝し「アルバルク東京に負けたのは悔しい。地域の皆さんと一緒になってビッグクラブに立ち向かう」と来季に闘志を燃やした。
 選手たちは「CSで負けた悔しさ胸に来季はステップアップする」「CSをホームでやれるよう頑張る」などと意気込みを示した。
 運動会の代休で会場に来た豊橋市内の小学6年・伊藤禅君は「CS出場はすごい。次は優勝」、妹の5年・詩さんは「もっとブースターを増やし、一緒に盛り上がりたい」。5年・水野藍咲さんは「来季は1位を目指して頑張ってほしい」とそれぞれ期待を込めて話した。
 報告会に出席した豊橋市の金田英樹副市長は「来季に向けて期待のもてる結果。さらなる飛躍を遂げてほしい。ファイナルで会場を真っ赤に染めたい」と述べた。
(中村晋也)
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