田原で「どうまい牛乳」発売10周年式典

2017/06/04 00:00(公開)
「どうまい牛乳」の生乳を供給する田原酪農部会員ら=田原畜産センターで
 田原市のJA愛知みなみ田原酪農部会と豊橋市の中央製乳が共同開発した「どうまい牛乳」の発売10周年記念式典が3日、田原市田原町の田原畜産センターで開かれた。
 「田原産生乳100%使用」の同商品は、東三河地域と県内のスーパーを中心に販売。ヨーグルトや食パンなど複数の関連商品が誕生しているほか、県内一部の学校給食にも提供され、地域のブランド牛乳として根付いている。最近では「どうまいミルクキャラメル」も関連商品として新登場した。
 この日は、部会員をはじめ、中央製乳や農協の関係者ら約30人が出席。これまでの歴史と取り組みを振り返り、内柴孝昇部会長は、あいさつで「皆さんのおかげで発売10周年を迎えることができた。この先5年、10年と続けられるよう今後も頑張っていきたい」と述べた。
 式典では農協から中央製乳に感謝状が贈られ、同社の川澄宏匡社長は酪農家への感謝と開発当初の思い出を述べながら「地産地消の中心商品。10年を一つの節目とし、品質を守りながら次なる発展を目指していきたい」などと期待を込めて祝った。
 酪農家の戸数が減少傾向にあるという同部会。部会最年少の鈴木靖教さん(27)は「(どうまい牛乳の歴史を)途絶えさせないよう勉強を積み重ねながら酪農を続けていきたい」と話した。
(千葉敬也)
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