豊橋・平和の塔で戦没者追悼式典

2017/08/07 00:00(公開)
平和の塔に献花し、戦没者らのめい福を祈る遺族ら=豊橋市向山緑地で
 豊橋市向山緑地内にある平和の塔の前で6日、戦争で犠牲になった人たちを追悼する式典が開かれた。同市遺族連合会(内藤榮一会長)が主催し、今年で52回目。遺族ら約250人が参列し、めい福を祈るとともに世界の恒久平和を願った。
 平和の塔は、日清戦争から太平洋戦争にかけた戦没者と空襲などによる犠牲者の計5552柱をまつる。終戦20周年の1965(昭和40)年、市民らの協力で高さ17㍍の塔が建立された。
 式典では、内藤会長が、終戦から72年を迎え「二度と私たちのような遺族をつくらないよう戦争の悲惨さ、平和の尊さを戦後世代に語り継ぐ使命を果たさなければならない。戦争のない平和で希望に満ちた社会を確立するため精進、努力することを誓う」と式辞を述べた。
 佐原光一市長、坂柳泰光議長が哀悼の意を表し、平和への誓いを新たにした。このあと、参列者が献花、県立豊橋東高校の生徒代表らも花を供え、手を合わせた。
 兄をシベリアの収容所で亡くした同市磯辺校区の男性(86)は「19歳で通訳者として志願し、26歳で命を落とした。来られる時には式典に参加し、お参りしている」と話した。
(中村晋也)
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