アジアの障害者に車いすを

2017/09/27 00:00(公開)
車いすを修理する生徒と会員ら=豊橋工業高で
豊橋西LCと豊橋工業高が中古品を修理

 アジアの障害者らに車いすを贈ろうと、県立豊橋工業高校の生徒と豊橋西ライオンズクラブ(石川誠会長)の会員が26日、同校で、寄せられた中古の車いすの修理を始めた。タイ・バンコクなど東南アジアに送る。
 10年以上にわたって同クラブが続けている活動。会員の1人がフィリピンで出会った日本人障害者から「フィリピンでは、足が不自由な人が自宅に閉じこもりがち。中古の車いすがあれば」などの話を聞き、クラブの活動として始まった。
 この日は、課題研究の授業として同校機械科の3年生7人と教諭、石川会長ら会員が参加。生徒たちはパンクしたタイヤのチューブを取り替えたり、座椅子、部品などを交換したりし、会員らがサビを取り除いて布で磨き上げた。
 生徒たちにとっては、授業では習わない初めての体験。教諭らから助言を受けながら手を動かした竹内純さんは「初めてのことが多いが、あと3回あるので覚えていきたい」と話した。岸岡哲教諭も「説明書がなく、自分の判断で取り組む貴重な体験になり、生きた実習。学校では使わない工具の扱いも学べる」と修理の機会に感謝する。
 今後、10月24日までに3回の日程で作業。豊橋西クラブは80台を送る計画で、名古屋市の社会福祉法人「AJU自立の家」を通じてにタイなどへ送り、来年1月、現地で引き渡しを予定している。
 石川会長は「海外の足の不自由な人たちの支えになればと思う」と話している。
(中村晋也)
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