豊川の砥鹿神社で「火焚祭」

2018/01/16 00:00(公開)
絵馬などを包む炎に竹棒を伸ばし、餅を焼く参拝者ら=砥鹿神社で
 豊川市一宮町の三河国一之宮・砥鹿神社(岩崎和夫宮司)で15日、年明け恒例の焼納神事「火焚祭」(ひたきさい)が行われた。
 昨年一年間に神前に納められた祈願絵馬や願い串、安産を願う柄杓(ひしゃく)守りなどを針葉樹と共に燃やし、諸願成就を祈願。炎が勢いを増すと、約100人の参拝者が細かく砕かれた鏡餅を約4㍍の竹棒の先に刺して火であぶり、柔らかくなった餅を口にした。
 無病息災のご利益があるとされ、昨年に続いて安城市から一家7人で訪れた主婦の高田さん(29)は「子どもたちも焦がさずにうまく焼けたので、今年も健康で幸せに過ごせると思う」と笑顔で話していた。
 この日は本宮山山頂の奥宮でも、一年の豊作物の豊凶や天候を占う粥占祭(かゆうらさい)が行われた。
(由本裕貴)
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