蒲郡市と三重県鳥羽市の「伊勢湾フェリー」などが連携した社会実験「三河湾サンセットクルーズ」が24日に開かれた。クルーズ船内でのイベント需要の有無の調査や乗船までの動線を確認した。
蒲郡市は、蒲郡駅から竹島までの「東港地区」の開発事業推進に取り組んでいる。この中で、かつて旅客船が行き交う港だった竹島ふ頭の風景を復活させることを目指している。
クルーズは伊勢湾フェリー側が提案した。この日、市内外から130人が乗船した。船は田原市と鳥羽市を結ぶ「知多丸」を使用した。午後5時半に竹島ふ頭を出発し、夕日がきれいに見える西浦沖でサンセットを楽しんだ。船内ではフラダンスショーやプロダンスチームによるフラッシュモブの披露があった。
豊橋市から来た三世隼さん(22)は「海上から見える夕日がきれいだった」と話した。伊勢湾フェリー業務部長の中岡賢市さんは「蒲郡市などの協力で無事に開催できて良かった」と述べた。
伊勢湾フェリーは、竹島ふ頭を活用した新たな観光イベントとして「花火観覧クルーズ」を「第34回吉良花火大会」(9月21日、西尾市吉良町の宮崎漁港)に合わせて企画している。
午後6時半に竹島ふ頭を出発し、同7時半から始まる花火大会を海上から楽しんでもらう。同9時半に港に戻ってくる。船内ではアルコールやソフトドリンク、軽食を販売する。タヒチアンダンスや大道芸のパフォーマンスがある。
料金は6800円(小学生以上)。定員は380人で先着順。「チケットぴあ」で乗船券を販売している。
詳細は伊勢湾フェリーのホームページで。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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