一般社団法人「海みなと蒲郡」は5日、蒲郡市竹島水族館や蒲郡ふ頭10号岸壁などでコスプレイベント「蒲コス COSPLAY IN GAMAGORI」を開いた。県内外から大勢のコスプレーヤーやカメラマンが足を運び、蒲郡ならではの場所で撮影を楽しんだ。
団体は海の現状を伝え未来へとつなげる日本財団の活動「海と日本プロジェクト」の一環で、海の大切さを学ぶ場として各種イベントに取り組んでいる。
コスプレ撮影を通じて蒲郡の海や船舶、港湾のイメージアップを図るとともに、地域観光の活性化につなげる目的で企画した。市や水族館、ラグーナテンボス、世界最大のグラブバケットを持つ作業船「五祥」を運用する名古屋市の「小島組」などが協力した。
普段は立ち入れない「五祥」や閉館後の水族館、竹島園地、竹島にある八百富神社が会場となった。五祥は午前10時半から多くの人が船内の機関室をはじめ、蒲郡港を一望できる約45㍍の巨大なグラブ浚渫(しゅんせつ)機の屋上や運転室などで迫力のある写真の撮影を楽しんだ。
アニメ「甲鉄城のカバネリ」の登場人物「無名」のコスプレで参加した大阪府の「はる」さんと、友人でカメラマン役の「おきの」さんは「船に乗れたことや階段を含めたロケーションの良さがすごかった。この作品にぴったりな場所で感動しました」と喜んでいた。
夫婦でゲーム「ゼンレスゾーンゼロ」のキャラクター「クレタ・ベロボーグ」「ベン・ビガー」のコスプレで大阪からきた権田レイノルズさんと「わんこ」さんは「いっぱい撮影するところがあって、すごく楽しかった。船の関係者の皆さんが優しくて、また参加したい」と話した。
水族館は閉館した午後5時から、貸し切りにした。参加者は他の来場者に気兼ねすることなく、展示されているタカアシガニを含めた深海生物やウツボなどの水槽を背景にしたり、薄暗い館内の雰囲気を生かした構図を考えたりして理想の写真を撮った。
神戸市から来たカメラマン役の高橋航さんは「水族館で撮影できるのはおもしろい」と話した。ゲーム「ブルーアーカイブ」の「聖園ミカ」のコスプレできた名古屋市の「めぼん」さんと、友人でアニメ「リコリス・リコイル」のキャラ「錦木千束」「井ノ上たきな」にふんした大阪府の桜月凛さん、岐阜県の七瀬なすさんは「水族館でのコスプレは楽しかった」と興奮冷めやらぬ様子だった。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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