田原市恋路ヶ浜「四つ葉クローバー発祥の地」 地元観光事業者が再整備 苗植え替え来春見ごろに

2025/10/27 23:00(公開)
四つ葉クローバーの苗を植え替える参加者=田原市伊良湖町の恋路ヶ浜で

 「幸せの四つ葉のクローバー発祥の地」でまちおこしを展開する田原市伊良湖町の恋路ケ浜で24日、地元事業者団体「伊良湖岬観光協議会」がクロバーを育てるモニュメントを再整備した。観光客らが摘み取ったり、夏の暑さと潮風で傷んだりした場所に苗を植え替えて来春以降の行楽シーズンに備えた。

 

 協議会では恋路ケ浜一帯を「恋人伝説の地」としてPRしている。伊良湖地区のシロツメクサが四つ葉以上の株に育つことが分かり、2014年に協議会が株を植え戻したモニュメントを「発祥の地」として維持管理を続けている。

 

 この日は協議会の6人が参加した。海岸に面して傷みの激しい南側の古株を取り除き、葉の形や模様など異なる4種類の苗25株を補植した。併せて土にマグネシウムを含む肥料を混ぜ、周囲に敷く玉石はきれいに水洗いした。植え替えたクローバーは来年3~6月に最盛期を迎える。

 

猛暑と潮風で葉も損傷  夏は水やりと日除け欠かせず

 

 協議会によると今夏は特に気温が高く、残暑が長引いた影響で傷みが激しかった。会員が朝晩の水やりを欠かさず、強い日差しを遮るための日除け対策にも気を配ったという。

 

 高橋一将会長は「最近は、四つ葉のクロバーを目的に来てくれる観光客が増えた。適切な管理に努め、来春以降の観光シーズンに備えたい」と述べた。

 

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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