【連載】サッカーにできること〈14〉夢はJリーグで笛 時習館高2年北村さんに聞く|豊橋市サッカー協会会長・小林立治

2025/11/25 00:00(公開)
選手と共にゲームをつくり上げることを心がける
選手と共にゲームをつくり上げることを心がける

 前回取り上げた時習館高校2年の北村匠さん(17)は3級審判員。12月26日から鹿児島県で行われる全日本少年サッカー大会の審判として東海地方より選出されました。Jリーグの審判になることを目標に掲げる北村さんに話を聞きました。

 

 ―審判になろうと思ったきっかけは?

 ◆小学生の時、地元豊川のサッカースクールで選手として活動していましたが、運動神経があまりよくないこともあり自分が理想とするサッカー選手には程遠いと感じていました。それでも大好きなサッカーに携わっていたいと思った時にサッカー関係者の方から「審判をやってみたら?」と声を掛けられたのがきっかけです。

 

 ―審判の活動をしていてうれしいとき、つらいときはどんな時ですか?

 ◆うれしいときは選手の真剣な表情や良いプレーを近くで見られることです。つらいときはうまく試合をコントロールできず試合が壊れてしまったと感じた時です。

 

 ―今後若手審判を増加させるために必要なことはなんですか?

 ◆小学生や中学生が審判に興味を持てるようなイベントの開催や、やりたいなと思ったときにどうしたら資格が取得できるのか、審判の魅力も含め容易に情報が得られる環境づくりが大切だと思います。

 

 ―北村さんの将来の展望を教えてください。

 ◆審判という職業で生活できるようになることが一番の目標ですが、審判以外でもVARの設備開発などに携われるような人生にしたいです。 

 

 ―今後の北村さんの活躍に期待しています。

 

 東三河地区では若手の育成に尽力していく傍ら、審判として活動している人に対し個人、またグループでトレーニングができる環境を整備し、個々のスキルアップにつながる活動を目指しています。将来、ワールドカップで審判を務めるような審判員がここ東三河から誕生することを夢見てサッカー協会は歩み続けます。

ジャッジが乱れないように体力作りも忘れない
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