湖西市は、SFA(営業支援システム)を展開する「SALES GO」(セールスゴー、本社・東京)が開発したAI議事録生成ソフトを無償で供与する協定を締結した。同社による地域貢献の一環で、市の業務効率化とDX推進を支援する狙いがある。
ソフトは「GoCoo!Meeting」といい、来年1月に本格的なサービス提供を目指すAI議事録ツール。湖西市出身の内山雄輝社長が「地元に何か貢献できないか」と考え、田内浩之市長らに相談したのを機に実現したという。
リアルタイムで音声を自動録音し文字を起こすのが特徴で、条件を入れれば内容を要約したり多言語対応したりするという。期間は2027年11月24日までの2年間で、初期費用と利用料(2年間で計約170万円)を同社が負担する。市は各種会議のほか、市議会の議事録作成など「どのように活用できるのか、考えていきたい」(DX推進課)としている。
締結式は11月25日に開かれた。タブレットを使って電子署名をした後、田内市長は「業務の効率化やデジタル化を後押ししていただいたことは意義深い。ふるさとを思う気持ちにあらためて感謝する」と謝辞を述べたうえで「職員の事務負担の軽減や市民への情報提供の迅速化につながる」などと期待した。内山社長は「最新のIT技術を使ってデータを管理する仕組みを持っている。有効に活用していただければ」などと話した。
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