東三河が舞台の恋愛アニメ「負けヒロインが多すぎる!」のヒロイン、八奈見杏菜の誕生日という設定の11月29日、豊橋駅周辺では関連イベントが開かれた。30日には、作品の愛好家らによる同人誌の販売イベント「負けケット」があった。会場の「club KNOT」と「CLUB Quark」には、市内外から多くのファンが詰めかけた。
水上ビルの文化施設「みずのうえ」に、八奈見の生誕を祝う祭壇がお目見えした。ドーナツを食べるヒロインのパネルに「お誕生日おめでとう」のたすきがかけられ、「HAPPYBIRTHDAY」と装飾されていた。そのほか、アクリルスタンドや缶バッジなどのグッズが並び、来館者は写真撮影を楽しんでいた。
ビルに施されている八奈見の壁面装飾前のスペースには、豊橋名物「ヤマサちくわ」のキッチンカーがやってきた。生のちくわを口にくわえる八奈見が話題となった第1話にあやかった。
企画したのはマケインファンの「ゆーすけ」さん。最初は、壁画前の歩道でやりたいと関係機関に掛け合ったが断られた。「もう駄目かと思った」が、水上ビルの大豊商店街理事長の黒野有一郎さんの了承を得て、開催にこぎつけた。ファンが作品の思い出話に花を咲かせる光景を見ながら「ずっとここでファンの交流の場をつくりたかったので、夢がかなった」と感慨深い様子だった。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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