豊川市が健康づくり計画ポスター作成

2018/09/28 00:00(公開)
日常的な食後の運動を呼び掛ける「とよかわ健康づくり計画ポスター」
 豊川市職員を中心に所属課を超えて構成する「豊川市糖尿病対策プロジェクト」が、主に糖尿病の予防を市民に啓発する「とよかわ健康づくり計画ポスター」を作成した。10月から市内の公共施設や小中学校、薬局店舗などに掲示する。
 ポスターでは、食後30~60分間を「運動のゴールデンタイム」と銘打ち、体を動かすことで食べ始めから発生する血糖値の急上昇「食後高血糖」を和らげる効果を説明。食後は激しい運動は避けて日常的にこまめな運動を勧めており、座ったままでも足を上げて伸ばしたり、皿洗いや歯磨きをしながらできるつま先立ちをイラストで紹介している。
 食後高血糖を放置すると糖尿病を発症したり、血管の老化を早めて心臓病などの原因になる。愛知県は全国で野菜摂取量が最も低く、豊川市民は県平均よりも20%以上も糖尿病予備群が多い。保健師の松本絢さんと西岡璃子さんは「血糖値が上がるタイミングを把握してもらって、日常的な運動を増やして少しでも糖尿病などの生活習慣病を減らしたい」と話す。
 公共施設や、薬剤師の協力で店舗にも配られる他、保健師が保健センター事業や高齢者サロンなどの教育媒体としても活用し、普及に努める。
 保健センター、保険年金課、介護高齢課、保育課、農務課などの職員でなるプロジェクトメンバーは、市役所食堂での野菜を中心とした献立のPRや、地元企業での宣伝行動を展開している。
(由本裕貴)
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