豊川海軍工廠展 技術者向け資料初出展

2019/07/25 00:00(公開)
消火栓などが展示された豊川海軍工廠=桜ヶ丘ミュージアムで
 豊川市桜ヶ丘ミュージアムは同館1階で、米軍の空襲で2500人以上が犠牲となった豊川海軍工廠(しょう)の悲劇を伝える「豊川海軍工廠展」を開いている。9月1日まで。
 今年は工廠で製造していた機銃や弾丸などの解説書や、作業を効率よく進めるための要領、設計書の複写など、技術者向けに作成されたとされる資料7点を初出展している。火工部で使われていた各種弾薬包装填(てん)図に記された刻印の意味が分かるよう、弾薬砲の底を拡大鏡で見られるコーナーもある。
 このほか、守衛服や動員された女子学徒の制服、海軍を表す「いかりの上に2本の波線」のマークが入った消火栓、学徒らの働きぶりを称賛する褒状や、1945(昭和20)年8月7日の空襲で命を落とした女学生・大林淑子さんの日記などの遺品も展示している。
 入場無料。今月27日と8月7日の午後2時からは学芸員による展示解説も行われる。月曜休館だが、祝日となる8月12日は開館する。
(由本裕貴)
技術者向けの資料や刻印が見られるコーナーも=同
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