岡崎と浜松に大河ドラマ館オープン

2023/01/26 00:02(公開)
オープンした岡崎大河ドラマ館
 NHKの大河ドラマ「どうする家康」の放映もすでに3回。家康が生まれた岡崎市、徳川300年の基礎を作った浜松市に、大河ドラマ館が相次いでオープンした(浜松はプレ・オープン)。記者が初日に両館を取材した。いずれも東三河から近い。静岡市でも27日にオープンする。どれにする家康。

 ■岡崎
 21日に訪ねた。初日は鳥居忠吉役のイッセー尾形さんが駆けつけ、待ちわびたファンを盛り上げた。
 徳川宗家19代目当主の徳川家広さんが名誉館長を務める資料館「三河武士のやかた家康館」の中にある。入り口には松本潤さんの動画と大きなビジュアルがお出迎え。地上と地下に分かれており、地上がドラマの世界を紹介、地下が家康の生涯を資料でひもとく構成になっている。
 地上階では撮影で使用された衣装を展示。数十秒単位で切り替わる出演者のデジタル等身大パネルもあり、一緒に写真を撮影できる。
 地下では、ドラマ第1話に登場した金色の甲冑(かっちゅう)「金陀美具足(きんだみぐそく)」のレプリカなどのほか、家康の戦歴、東三河とのゆかりなどを資料で紹介している。また、家臣団の肖像なども展示されている。
 名鉄東岡崎駅から徒歩20分。

 ■浜松
 22日に訪ねた。歴代のドラマ61作品を紹介するほか、家康役が着た衣装3点を展示している。2月28日まで。展示を入れ替えて3月18日にグランドオープンする。
 浜松城は家康が29歳の時に移って17年間居城した。4万石だった所領が100万石まで大きくなった場所だ。市は城の東側にドラマ館を建設し、葵の紋を施した「出世パーク」を整備した。
 1963年放送の「花の生涯」から昨年の「鎌倉殿の13人」までをパネルや動画で紹介する。歴代の大河ドラマの中で家康は25作品で登場している。俳優がどう演じたのかを紹介し、ドラマで使われた衣装や甲冑を展示する。出口近くには「どうする家康」の松本潤さんと瀬名役の有村架純さんの等身大パネルがあり、一緒に撮影できる。
 初日は浜松市井伊谷出身で徳川四天王の一人、井伊直政役の板垣李光人さんが来場し、パネルにサインしていた。
 JR浜松駅から徒歩20分。
【山田一晶、安藤聡】
プレオープンした「浜松大河ドラマ館」。後ろは浜松城
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