豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」アートスペースで「高校生と創る演劇」の新作「Journey Over The Rainbow-ドロシーとワタシ-」が11月2~4日に上演される。
公募に応じた東三河を中心とする高校生がオーディションを受け、プロのスタッフと一緒に創作する。参加者が後に演劇の道に進むこともあり、地域の演劇分野の発展や後継者の育成にもつながっている。2014年から続いており、今回で11作目。
今作は「オズの魔法使い」を原案に、現実とのクロスオーバーを通して高校生の青春とさまざまな思いを描いている。
合唱部部長の空奏(ソラ)が夏合宿の課題で朗読する歌を何にしようか悩んでいると、ラジオから「Over The Rainbow」が流れてきた。「ここではないどこか」におもいをはせる歌声にひかれた時、世界が回り始め、気がつくと見たことのない世界にたどり着く。一方、空奏を迎えに来た幼なじみの優希(ユウキ)は、空奏がいるはずの部屋でドロシーに出会う。それぞれがいるはずの世界が入れ替わってしまった空奏とドロシー。元いた場所に帰るべく、カカシ、ブリキ、ライオンや、豊橋の高校生、それぞれが新たな仲間と出会い旅に出る―というあらすじ。
26日には劇場入りしての公開通し稽古があった。「北の魔女」などの役を務める水梨遥菜さん(第一学院高校3年)は、前作「101年目の夏休み」ではスタッフとして参加している。「現場に入って気付いたことも多く、まだまだブラッシュアップできる。本番に向けて妥協しないように皆と取り組んでいきたい」と意気込んだ。
2日と3日が午後1時と同6時から。4日は午後1時から。一般2000円、25歳以下1000円、高校生以下500円。当日券は開演1時間前からアートスペース受け付けへ。各回の終演後はプロデューサーと高校生スタッフ、キャストによるアフタートークもある。
詳しくはプラットのホームページへ。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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