竹中直人さんら思い語る 蒲郡市と幸田町の「70周年記念映画」撮影終了

2025/03/12 00:00(公開)
インタビューに答えた5人=愛知工科大学で

 蒲郡市と幸田町が市制施行・町村合併70周年を記念して共同で取り組む映画制作プロジェクトの2本が撮影を終えた。最終日の11日、2作の監督らと、出演する俳優の竹中直人さん、高橋ひとみさんへのインタビュー会があった。

 

 まちの良さや魅力を県内外に発信するため、約15分のショートフィルムを作る取り組みで昨年4月スタート。蒲郡と幸田に縁があり、まちを愛する人の中から映像制作に関わる参加者を募り、スペシャルサポーターには竹中さんが就いた。

 

 応募者38人から選ばれた19人が講義やインターンで技術を学んだ。12月には「軽トラック娘」「『街』の記憶、僕の未来」の制作が決まり、今月3日から撮影が始まった。

 

 「軽トラック娘」はフーテンの桃が、蒲郡・幸田で蒲郡ミカン農家の娘エミと出会うハートフルコメディー。「『街』の記憶~」は思ったことが言えない青年が街の良い記憶を探す中、同級生との再会を機に忘れていた過去と向き合う現代SF風の作品。

 

 竹中さんと高橋さん、「軽トラック娘」監督の高平桃見さんとプロデューサー野村麻生さん、「『街』の記憶}」監督の神田太一さんとプロデューサー飛田隼希さんがプロジェクトを語った。

 

 ロケは蒲郡市内では柏原町の杉浦農園、西浦パームビーチ、三谷町の古民家カフェ「茶屋いつか」など、幸田町では町立図書館、町立南部中学校などであった。高平さんは「自分が書いた脚本を読んでもらい、毎日に感動している」などと語った。神田さんは「映画の魅力や大変さを知り、この世界がより好きになった」などと話した。

 

 竹中さん、高橋さんは両作にミカン農家として出演。制作未経験の若手参加者が懸命な姿に、竹中さんは「歳をとるのも悪くない。もう少しこの世界にいたい」、高橋さんは「初めて制作した作品に出演できる。とても幸せなこと」と語った。2作は29日の「ガマロケ映画祭」で初上映される。

 

『街』の記憶、僕の未来のワンシーンの撮影
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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