鈴木亜由子選手が地元愛知でのアジア大会に意欲|今春はスピード強化で「トラック、ハーフマラソン出場に照準」

2025/03/25 00:00(公開)
ファンと交流する鈴木選手

 豊橋市出身で2021年東京五輪女子マラソン代表の鈴木亜由子選手(33)=日本郵政グループ=が、名古屋市を中心に開催される来秋のアジア大会への出場に意欲を見せた。

 

 パリ五輪代表の最終選考レースだった昨春の「名古屋ウィメンズマラソン」で最後の3枠目に入れず、五輪出場を逃した。「まだ整理がついていない」と数カ月休養期間を取った。

 

 5月に現役続行を明言し、チームの練習に合流。同月19日の東日本実業団駅伝では2年ぶりとなる5000㍍に出場し、その後はスピード強化のメニューを中心にこなしていった。

 

 この間、原動力になったのは所属先のメンバーら。「一緒に練習することが多く刺激になったし、駅伝優勝に向けて気持ちを一つに練習することがモチベーションとなった」と振り返る。

 

 11月の全日本実業団駅伝(クイーンズ駅伝)では5区で出場。新谷仁美選手(積水化学)とのデットヒートを制し、4年ぶりの優勝に大きく貢献した。だが、直後に右太もものけがに見舞われ、今秋の世界陸上東京大会への選考レース出場は断念した。「目標だったので、悲しいし悔しかった」と話す。

 

 今のテーマは「スピード維持」。5月中旬から米国アルバカーキで約1カ月の高地合宿に参加し、トラックレースに向けた調整をする。今春はマラソンではなく、5000㍍やハーフマラソンのレースに参加し、「今どのくらいで走れるかタイムなどの状態を確認したい」と話した。今後については「地元でのアジア大会出場を目指したい」と語った。

昨春の名古屋ウィメンズマラソン
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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