4月になり、心機一転して新しい目標を立てる時期。しかし、毎年この時期になると少し不安になることがある。1月に新年の決意をしたあの目標も、月日がたつにつれてその熱意は薄れていっている事実に気が付く。
気づけばもう4月。新たな目標を掲げても、それを続けられるかどうかは不安になってしまう。そのうちに6月が訪れ、「あっという間に半年が過ぎてしまった」と焦り、10月には年末の雰囲気が漂い始め、また「来年こそ頑張ろう」と自分に言い聞かせる。そんなサイクルが毎年繰り返されることに、心の中で少し反省するが改善はしない。
でも、考えてみると、目標を立てるタイミングは「いつでも良い」。大事なのは、目標そのものではなく、その目標を達成するために「どんな環境を整えるか」ということだと、私は強く思う。
私は、実は継続するのが得意ではない。だからこそ、自分が目標を達成できる環境作りに特に気を使うようにしている。目標を決めたら、その目標を達成するために「自分が逃げられない状況」を作り出すことが最も大切だと感じている。例えば、毎日やらざるを得ない状況を意図的に作る。そのためには、周囲の人々や物理的な環境を変えて、自分に負荷をかけるようにしている。これが習慣化すれば、目標達成は自然と見えてくる。
本田圭佑も言っていた。「環境にこだわれ」と。彼の言葉は、ただの名言ではなく、成功を手に入れるための実践的な知恵だ。どんなに才能があっても、どれだけ強い意志を持っていても、環境が整っていなければ、その努力が無駄に終わることが多い。逆に、最適な環境が整っていれば、何もしなくても自然と成果がついてくる。
サッカーの世界でも、弱小校からプロに進むのは難しいことだ。それと同じように、どんな目標も自分が望む結果を出すための環境が整っていないと、達成するのは難しい。自分を最大限に発揮できる場所や状況を整えることで、目標達成の確率は飛躍的に高まる。目指すゴールがあれば、その環境を意識して作り上げることが、成功に繋がる。
結局、目標達成の鍵は「環境」にある。目標に向かって努力をするのは当然だが、その努力を支える環境がないと、その成果は得られない。その環境を自分で作り出すことが、目標を達成するために最も大事な方法だ。4月に限らず、どんなタイミングで始めるにしても、成功するためにはまずその環境にこだわって作ることが最短の近道だ。
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