豊鉄100周年記念で愛知大生が駅弁「やさのん弁当」を考案 30日に80食を限定販売

2024/11/15 06:00(公開)
駅弁を考えた学生と豊橋鉄道社員=愛知大学豊橋校舎で

 愛知大学の学生が、創立100周年を迎えた豊橋鉄道のために駅弁「やさのん弁当」を考案した。田原市の三河田原駅で30日に開かれる豊鉄グループ感謝祭で1個500円(税込み)で80食を限定販売する。

 豊橋鉄道は2021年に愛知大学と地域連携協定を結んだ。今回はインターンシップ事業の一環として学生から記念事業のアイデアを募った。出てきた3案の中から駅弁を選んだ。

 弁当には東三河の農畜産物をふんだんに使った。「大葉風味の唐揚げ」「段戸牛と三州豚と野菜入りヘルシーハンバーグ」「奥三河ほうれん草のだし巻き卵焼き」「十三代目がんこ農場のサツマイモご飯」「厳選三河鶏の五目ご飯」など11種類。「エムキャンパスフード」(豊橋市駅前大通2)と協働で考えた。

 包装紙は渥美線車両をデザインし、学生が考えたクイズも掲載。答えは容器の中にあり、食べ終わると出てくる。

 

名前は三河弁の「野菜を食べんかのん」から

 

 学生は豊橋と名古屋の両キャンパスの5人。法学部2年の山本一葉さんは「電車といえば駅弁。渥美線沿線にあったら面白いと考えました」と説明した。弁当に「やさのん」と名付けた地域政策学部3年の金子遙陽さんによると、三河弁の「野菜たべんかのん」を略したネーミングだという。「親子で食べてもらいたい」と話した。

 豊橋鉄道総務部は「学生ならではのアイデアが詰まった弁当。感謝価格で提供します」とPRしている。

東三河の食材を使った弁当
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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