ドローンで市街地から山間部に物資を運搬する県の実証実験が27日、新城市で始まった。「物流ドローン社会実装モデル推進事業」として、業務委託された名鉄が12月26日までの平日に飛行させる。
空路で山間部から市街地に買い物に出掛ける手間を省いたり、市街地から山間部に医薬品などを運んだりすることの可能性を調べる。名鉄や名古屋市の「プロドローン」社が機体を、中北薬品が医薬品を提供。新城市内からは今泉紙店が文房具を、JA愛知東などが食材を提供する。
市街地の起点は新城市有海の私有地。山間部のそれは11㌔離れた同市副川の「静巌堂医院」と只持の農産物直売所「荷互奈」だ。静巌堂医院へは豊川(とよがわ)と海老川上空を、荷互奈へは豊川上空を飛行ルートとし、12月26日までの平日に1日2~3往復させる。
27日には報道陣向けに実験を公開した。機体に薬品と文房具を積み、午前11時15分に有海を離陸。豊川上空から長楽地区を旋回して海老川上空を進み、15分後に玖老勢区民広場に着陸。電池を交換後に離陸して同11時40分に静巌堂医院に着いた。プロドローン社員が薬品を取り出して医院関係者に手渡した。
同社の戸谷俊介社長は「天候とバッテリーの課題がある。安定的な航行ができるのかを調べたい」と述べた。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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