元日のニューイヤー駅伝で1区を走った吉居大和選手(トヨタ自動車)に、レースの手応えや次の目標を聞いた。
吉居選手は、熊本剛監督から「将来は世界を目指せる選手」と大きな期待を受け、重要区間の1区(12・3㌔)を任された。パリ五輪3000㍍障害8位入賞の三浦龍司選手(SUBARU)や、高校時代に全国高校駅伝1区で区間新をマークした佐藤一世選手(SGホールディングス)らがいるなか、区間賞の長嶋幸宝選手(旭化成)と13秒差の区間12位だった。「監督には10秒差で戻るように言われたので、チームのなかでは最低限の仕事はできた」と振り返った。
一方で、タイムや順位は満足していない様子。「悔しい。9㌔過ぎのアップダウンで、他の選手のラストスパートについていけなかった。物足りない」と話した。
今年のトヨタは3位で連覇を逃した。来年の目標は「王座奪還」。「一人ひとりがタイムを上げるなど、走りを突き詰めていけばおのずと届くと思う」と語った。
吉居選手はトラック種目で世界を見据えている。得意種目の1万㍍の自己記録が、昨秋にマークした27分42秒88。今年9月の世界陸上東京大会の代表選考に残るには、派遣記録の27分00分00秒を切る必要がある。「世界では26分台が当たり前。スピード、持久力などすべてが課題だと思っているので、チームメートの田澤廉選手や太田智樹選手らに追いつけるように練習していきたい」と意気込んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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