「第152回中日旗争奪全三河高校野球大会」は8日、刈谷市の「刈谷球場」で決勝が行われ、豊橋西が5対0で三好を破って優勝を果たした。創部42年で初の快挙。
豊橋西は五回に1死二、三塁で9番鈴木旬太朗が中前適時打を放ち、1点を先制する。八回には、先頭の鈴木が中前安打で出塁。続く1番鈴木惺太の内野安打で無死一、二塁とすると、3番阿川凌空、4番鈴木愛貴の連続適時打などで一挙4点を奪い、試合を決めた。
投げては、右腕の持田侑闘が力強い直球と切れの良い変化球を自在に操り、相手打者の的を絞らせず、4安打完封勝利。優勝に大きく貢献した。
佐藤亘監督(44)は「3年生を中心に辛抱強く戦った結果だと思う」と振り返った。持田は初戦の西尾戦では4回7失点と苦しんだが、決勝では期待に応えた。「課題の立ち上がりを乗り越えれば圧巻の投球をすることが多い。春先の不調から復調の兆しがあり、気持ちが出ていた」と評価する。
夏の県大会まで残り数週間に迫るが、佐藤監督は「走攻守とレベルアップしないと甲子園出場には届かない」とさらなる成長に意欲を見せた。
3位決定戦では時習館が3対8で刈谷に敗れ、4位となった。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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