渥美半島花火大会9月27日に決定 桟敷新設など増席へ、来場総数3万人目指す

2025/07/30 23:00(公開)
渥美半島花火大会の観覧を呼び掛ける職員

 田原市の「第2回渥美半島花火大会」は同市田原町の水田地帯とその周辺で9月27日午後7時から開かれる。打ち上げ場所に近い観覧席(有料)を一般に開放し、好評だったことから今回は桟敷席も新設。少雨決行で予備日は設けず、荒天なら中止する。市中央公園など周辺も含め昨年並みの来場者3万人を目指す。

 

 観覧席は打ち上げ場所の南正面「ショッピングセンターパオ」の駐車場の一角に特設する。椅子席のほか今回は6~8人で楽しめる3種類の「マス席」を設ける。

 

 テーブル付きのガーデンチェアを備えた椅子席は4~6人掛けの2タイプに、ペア席(卓上照明付き)を加える。パイプ椅子のみの席は前回から倍増、カメラ席や車椅子席も枠を増やした。

 

 主催する実行委員会事務局の渥美半島観光ビューローによると、前回は午後まで雨が降り続いた影響で、観覧席は約400人だった。前回イベント後の来場者アンケートでは「間近で迫力ある花火を見られて感激した」などと好評で増席にもつながった。

 

 一方、周辺の中央公園などで見物した無料来場者を含む交通渋滞については、最寄りの公共駐車場の利用を呼び掛けている。中央公園(約1000台)のほか、市博物館や三河田原駅駐車場などで計約1500台が収容可能という。

 

 荒天時の中止は極力避ける方針で、設営が完了する夕方までに判断したい考えだ。担当職員によると過去40年で荒天による順延は2回だった。

 

 花火大会は「田原まつり」の5町合同煙火に替わり、昨年度から市を中心とする実行委員会が開くようになった。

 

 観覧席の申し込みは受け付け中。隣接する田原文化会館「はなのき広場」には飲食販売の屋台村を設ける。屋台村の出店者申し込みは8月21日まで。問い合わせは事務局(0531・23・3516)へ。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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