山梨学院大学陸上競技部の阿部紘也選手（１年）は14日、母校の新城市立鳳来中部小学校であったランニングフェスティバルに参加し、ミニゲームを交えて全校児童１３０人と交流した。「走ることの楽しさを忘れないで」と呼び掛けた。

　阿部選手は、今年の箱根駅伝で初出場ながら８区で３位と好走した。

　この日の交流会では、５時間目は１～３年生、６時間目は４～６年生が参加した。ストレッチの後、阿部選手を前に子どもたちはグラウンドを２～３周走った。「良い感じに走れている。体と腕を真っすぐにしよう」とアドバイスした。

　低学年の部では、阿部選手が鬼役となり、「隠れおに」をした。目をつぶって60秒数える間に、子どもたちは遊具に登ったり、垣根に隠れたりしたが、阿部選手は持ち前のスピードで次々と捕まえていった。

　最後には質問コーナー。陸上を続けている理由について「勝った時の喜びがたまらない。楽しくは走っていたら気がついたら速くなった」と答えた。３年の鈴木菜月さんは「すごく速かった」と目を丸くした。

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