バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は20日、浜松アリーナで中地区連覇を懸けて「シーホース三河」と対戦した。序盤は互角に渡り合ったが、終盤で三河に主導権を握られ73対89で同一カード連敗。優勝マジック1から3連敗となり、今季最後のホームで優勝を逃した。次節は23日に横浜ビー・コルセアーズとアウェーで対戦。
第1クオーター(Q)の立ち上がりから、吉井裕鷹選手の先制レイアップ、デイビッド・ヌワバ選手の連続得点で三遠がリードした。三河はジェイク・レイマン、角野誠史の両選手らの3点シュート(3P)が高確率で決まり、序盤から主導権を握った。
後半も三河のレイマン選手の4連続3Pで徐々に得点差が広がった。第4Qまで三河の3P決定率は50%を超えた。三遠はこの試合で20得点のデイビッド・ダジンスキーらが気を吐いたが、後半でつかみかけた流れをとらえ切れなかった。
今季初の3連敗で44勝10敗となり、リーグ全体では宇都宮に次ぐ2位となった。次の横浜戦は23日午後7時5分から「横浜BUNTAI」で開始予定。
大野篤史ヘッドコーチは「試合途中までは我慢してくれたが、終盤で急激に落ちてしまった」と振り返った。ホーム最終戦で優勝を逃したことについて「ブースターやパートナーの皆さんと地元で地区優勝を分かち合いたかった。今日に限っては本当に申し訳ない」との思いを伝えた。
プレーオフのチャンピオンシップ(CS)を前に、レギュラーシーズン終盤での連敗。昨季のCS前と同じような流れになりつつある中で「去年の悔しさを忘れてはいけない。選手同士の信頼関係で何でも言い合い、この状況を変えないといけないことを伝えた」と明かした。
主将の佐々木隆成選手は「応援してくれた皆さんの前で地区優勝を決めたかった」と悔しさをにじませた。CS制覇に向けて「長所を生かしつつ改善すべき点の修正に取り組む。そのうえで、バスケを楽しめることが勢いと乗りを生む」と昨季王者の広島を引き合いにした。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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